セブン&アイの井坂社長を鈴木会長が「井坂氏が作り出した新しいものはない」「獅子身中の虫がいた」退任させようとしたが、「もはや信任されていない」「これまで私が提案したことを拒否されたことはない。しかし世代が変わった」とされた伊藤家、米サード・ポイントなどが反対、取締役会でも社外4人を含む7人が反対、賛成6票、白票2。鈴木氏次男を取締役にしているなどもあり、指名報酬委員会の結論も出ないまま取締役会にかけた姿勢も問題に。
「井坂社長から彼が1人でセブンイレブンの成長を支えてきたという趣旨の発言があった。このままの体制を続けていては将来に禍根を残すと思った」というのは自分のやってきたこと否定されたことに対するワンマンのわがままか。「会社の人事案は否決されたが、井坂氏が信任されたわけではない」とするのも後に託すものとしては問題か。